はじめに
家庭菜園でタマネギをたくさん収穫できると、とてもうれしいですよね。
しかし、まとめて育てると意外と困るのが保管場所です。
私も最初は収穫したタマネギをカゴに入れ、そのままベランダへ置いていました。
ところが数週間すると、下になっていたタマネギが蒸れて腐り始め、さらにゴキブリまで現れるようになってしまいました。
実はゴキブリは、腐ったタマネギのような強い臭いを好むことが知られており、市販のゴキブリ用毒エサにも似たような誘引成分が利用されています。
そこで保管方法を見直したところ、今では長期間保存できるようになりました。
今回は、実際に私が行っているタマネギの保管方法をご紹介します。
タマネギの保管方法
タマネギを長期保存するためには、収穫のタイミング・乾燥・保管方法が重要です。
まず、収穫は少なくとも2日以上雨が降っていない日に行いましょう。雨の直後に収穫するとタマネギが水分を多く含み、傷みやすくなってしまいます。
収穫後は、そのまま半日ほど畑で乾燥させます。葉がしなびることで紐で縛りやすくなり、根も乾くため保存性が高まります。
葉が十分にしなびていない状態で縛ると、後から葉が細くなって紐が緩み、タマネギが落下しやすくなるので注意しましょう。
長期保存用は選別しておく
長期保存する場合は、吊るす前に選別することも大切です。
とう立ち(薹立ち)したものや分球したものは保存性が低く、劣化しやすいため、長期保存用とは分けて保管し、早めに食べるようにしましょう。
2~5個ずつまとめて吊るす
選別が終わったら、タマネギを2~5個ずつまとめて縛ります。
葉を折り返して重なった部分を紐で縛ると、さらに葉がしなびても折り返し部分が太く残るため、紐が抜けにくくなります。
2個だけ吊るす場合は、葉を片結びしてから、その下を紐で縛るとさらに落下しにくくなります。
タマネギは湿気がこもると腐敗しやすいため、カゴへ大量に重ねて保管するよりも、少量ずつ吊るす方法がおすすめです。
吊るして保存することで、
- 風が全体に当たりやすい
- 傷んだタマネギを見つけやすい
- 重みで潰れにくい
といったメリットがあります。

保管中も定期的に確認する
保管中は、ときどきタマネギの状態を確認しましょう。
腐り始めると、根元が黒く変色し、黒い液がにじみ出ることがあります。そのままにすると周りのタマネギまで傷みやすくなるため、見つけたら早めに取り除いて処分してください。
なお、土や枯れた皮は無理にきれいに落とす必要はありません。自然な状態で保管した方が、乾燥を防ぎ保存性を保ちやすくなります。
吊るす場所の選び方
長期保存するためには、吊るし方だけでなく場所選びも重要です。
おすすめなのは、
- 東側
- 風通しが良い
- 西日が当たらない場所
です。
夏場は直射日光が当たると温度が高くなり、保存期間が短くなります。
特にベランダでは、床の照り返しによって想像以上に温度が上がることがあります。
そこで私は、
- 床にすのこを敷く
- 白いシートを敷く
という対策をしています。
白いシートは太陽光を反射するため、床の温度上昇を抑える効果が期待できます。
さらに、タマネギから落ちる皮や土も受け止められるので、掃除がとても楽になります。
ブルーシートではなく白色タイプを選ぶのがおすすめです。
実際にやってみた
私のベランダには透明な屋根が付いています。
雨は防げるものの、西日が差し込み、夏場はかなり暑くなってしまいます。
そこでまず購入したのがサンシェードです。
サンシェードの両端に園芸用支柱を結束バンドで固定し、ベランダの横柱へ取り付けました。


これだけで西日がかなり遮られ、ベランダ内の温度上昇を抑えられるようになりました。
次に、横柱へ丈夫なロープを巻き付け、S字フックを取り付けます。

2~5個ずつまとめたタマネギをS字フックへ掛ければ完成です。
さらに床はグレー色だったため照り返しが強く、白いシートを全面に敷きました。

これにより、
- 床からの熱を軽減
- 落ちた皮や土の掃除が簡単
- ベランダが明るく見える
という効果も感じています。
以前はカゴ保管で腐らせてしまうことがありましたが、この方法に変えてからは風通しが良くなり、長期間保存しやすくなりました。
まとめ
タマネギを長持ちさせるポイントは、「風通し」と「温度管理」です。
今回紹介した方法をまとめると、
- 2~5個ずつまとめて吊るす
- 東側など風通しが良く西日が当たらない場所を選ぶ
- ベランダでは照り返し対策をする
- 白いシートを敷いて温度上昇と掃除を楽にする
- 傷んだタマネギは早めに取り除く
家庭菜園で1年分のタマネギを育てると、保管場所に悩む方も多いと思います。
私自身も失敗を経験しましたが、少し工夫するだけで保存性は大きく変わりました。
ぜひ、ご自宅の環境に合わせて取り入れてみてください。



