はじめに
皆さんはどんな育苗ポットを使っていますか?
育苗ポットもたくさんの種類がありますが、いざ畑に植え付けるとき、きれいに苗が取り出せずイライラしたことはありませんか?
通常、苗の取り出しは、ポットの下から棒を差し込み押し出しておこないますが、これがなかなか出てこない。
何回もおこなうことで、根を痛めたり、土がバラバラになったりして苦労することが良くありました。
そんな時、この商品に出会いました。
底だけソフトシリコンになっている、軽く押すだけでスルッと苗が出てきます。


植え付け時間が短縮でき、取り出した苗が崩れないので植え付け後の生育も当然良くなります。
とても便利なので、ぜひ使って実感してもらいたいです。
体験談
Amazonで何気なくみていたら、この商品を発見し即決で購入。
Prime会員なので、次の日に届きました。
紙袋に入った状態で届いたので包装を解くと、こんな感じです。


袋から開けると、こんな感じ。

早速ポットを見てみると「あれっ」穴が増えている?

購入時に見た写真より穴が多く、サイドの長穴が追加されているようです。

押すとこんな感じです。

横の長穴は押し出しやすくする配慮なのかもしれません。
後ほど、土を入れ、長穴からこぼれないか評価してみます。
底の水受けトレーは透明で中にある水の状態が見える様になっています。

水を与えすぎて水浸し状態ですと根腐れするため、水を捨てる必要がありますが、透明で中が見えるのは良いです。
上蓋を被せるとこんな感じ。

以前は高さ45mmで足りないと感じていましたが、85mmになったことは嬉しいです。
天面のエアーバルブを取り付けるとこんな感じ。


左が全開で右が全閉です。
筆者はポット内の温度が程よくなるようにエアーバルブを回して調整しています。
そして付属品です。

左側のV字割れが入っている方は、ポットから苗を無理やり引き上げるために使っていましたが、今回は必要なさそうです。
右側は、土の表面を整えたり、スコップ状の上に数個の種を置いて、一個ずつ落としながら蒔いていくと作業が楽になります。
もう一方はこちらです。

種まき時に、土に穴を開けるのに使用します。
左右の太さが違うのは、種の大きさに合わせて使い分けるためで、案外重宝します。
この二つの小道具ですが、Amazonの写真と形状が少し異なっていますが、使い勝手はあまり影響ないと思います。
そして、ネームプレートが10枚。

表面がざらざらしているので、マジックで書いた後に、アルコールを染み込ませた布で拭いても綺麗に落ちません。
一度書いたら、そのまま使いまわしたほうがよさそうです。
実際の使用感
まずは土を入れてみます。

カインズさんで購入した培養土を使用していますが長穴からこぼれ落ちなかったです。
土はこんな感じです。

細かい土の方が詰めやすく、根張りにも良いから粗い部分は取り除いてポットに入れています。
底を拡大するとこんな感じ。

試しに、モロヘイヤの種まきをしてみました。
気温も暖かい(暑い?)ため、水受け、上カバーはせず、ポットだけを外において育苗しました。
2025/6/22に種まきして、7/5でこの状態です。

下のソフトシリコン部を押すと、この通り!

簡単に苗を取り出すことができます。
綺麗な状態で取り出せるため、植え付け後は健全に育ちやすくなります。
なにより作業効率がアップします。
Q & A
- 一つ一つのポットのサイズが小さく感じるけど使えるの?
-
発芽させて底から根が出る前までは育てられます。ポットは、苗のサイズに合わせてポットを変えていく方が育ちが良くなります。
- 一回使ってダメになるものもあるけど、このポットは大丈夫?
-
使い捨てのポットと比べて樹脂も肉厚で頑丈に感じます。底のシリコン部分もしっかり溶着されているので簡単に外れることはなさそうです。上蓋、底蓋の素材はポリカーボネートを使っていると思われるため、頑丈で透明度も高いです。
- 下蓋は水を入れておくためにあるのですか?
-
室内に置く際に、育苗ポットからこぼれる水や土を受けるために使います。下蓋に水が入り過ぎると、植物の根から呼吸ができなくなり根腐れするので注意しましょう。
最後に・・・
育苗ポット一つで、苗の取り出しや植え付け作業がここまでスムーズになるとは正直驚きでした。
時間が限られた週末農業だからこそ、こうした便利な道具があると作業効率がぐっと上がります。
苗がきれいに抜けて、根や土を傷めることなく植え付けられるので、生育にも好影響がありそうです。
家庭菜園をもっと楽しむためにも、こうした“ちょっといい道具”を取り入れて、ストレスの少ない畑時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
