レモンの花芽ゼロを防ぐ 秋冬の秘訣!



こんにちは!初心者の方でもわかりやすく、レモンの秋から年明けにかけての大切な作業について解説します。レモンの木は手間をかけることで実りが良くなります。この時期は特に寒さ対策が重要。ぜひこの記事を参考にして、レモンの健康な育成と豊かな収穫を目指してください。


目次

はじめに

レモンの木は温暖な気候を好む植物です。しかし、寒さに弱く、冬の管理を怠ると葉が落ちてしまい、木の成長が止まるだけでなく、春の新芽や実りにも悪影響を与えてしまいます。この時期のポイントは、肥料の施し方、防寒対策、水やりの調整、収穫の4点です。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。


肥料を施す

レモンの栄養補給はとても重要です。特に11月は、次の花芽形成に備える大切な時期です。

  • 肥料の量:年間4回施すうちの最後のタイミング。11月は全体の2割程度の軽めの施肥が適切です。
  • 種類:鉢植えには、窒素、リン酸、カリが8:8:8の肥料やマガンプK(小粒)がおすすめです。地植えには鶏ふんや油かすを含むぼかし肥料が良いでしょう。
  • タイミング:寒さで根が活動を停止する前、11月中が最適です。もし12月に施すなら、即効性のある液体肥料を使用してください。

防寒対策

寒さからレモンの木を守るための作業です。特に霜対策は必須です。

  1. 不織布でカバーリング
    • 不織布は通気性が良く、日光を適度に通すため、木を寒さから守りつつ温度を保ちます。雨も通すので、覆ったままで管理が楽です。
    • 覆う際は、葉を木の中心に寄せてから不織布で覆っていきます。
      • 手順はとても簡単です。まず、不織布の片側を木の株元付近に紐か不織布自身で縛り固定します。その後、不織布を木の上側に通し、反対側に下ろして再び株元で縛ります。この作業を3~4回繰り返し、木全体を包み込むように覆います。
      • 風で不織布がバタつく場合は、不織布の側面を短く結んで木に密着させたり、不織布同士を軽く結ぶと安定します。また、側面全体に紐を回して固定する方法も有効です。木に密着するように覆うことで冷気の侵入を防ぎ、効果的に保護できます。
      • 鉢で育てていて株がまだ小さい場合は、支柱を一本立ててから、柱の上下を使って「水戸納豆」風に縛ると全体をまんべんなく覆うことができます。
    • 霜が降りる直前に作業を行いましょう。早すぎると光合成効率が低下します。
  2. ビニールカバーの注意点
    • ビニールは昼間の温度上昇で「サウナ状態」になるため、密閉はNGです。
紐で中心に寄せた状態
全体を不織布で覆った状態


水やりを減らす(鉢植えの場合)

冬は葉の蒸散が少なく、土が乾きにくいため、水やりを控えめにする必要があります。

  • 回数:量を減らすのではなく、回数を減らすことがポイントです。一度の水やりで鉢の底から水が流れるまでしっかり与えます。
  • タイミング:日が出て暖かくなった頃がベスト。午後に水を与えると、冷え込みで根を傷める原因になります。

収穫

秋冬のレモンの収穫も大切な作業です。

  • 時期:10月~3月頃、果実が黄色く熟したタイミングが収穫適期です。緑の状態で収穫する「グリーンレモン」も料理におすすめです。
  • 方法:晴れた日の午前中に行い、果実を片手で持ちながら剪定ばさみで切り取ります。品種によってはトゲがあるため注意が必要です。
  • 保存:収穫後は2~3日追熟させると酸味が落ち着きます。長期保存には新聞紙で包みポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。
ピンクレモネードの果実

まとめ

秋から年明けにかけての作業は、翌年のレモンの実りを左右する重要な期間です。適切な肥料を与え、防寒対策を行い、水やりを調整することで、レモンの木を寒さから守り、収穫を楽しむことができます。少し手間をかけるだけで、元気なレモンを育てることができますので、ぜひ挑戦してみてください!



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