トウモロコシ × ツルありインゲン 混栽記録 1

コンパニオンプランツ

2024年3月23日~2024年5月26日までの、トウモロコシ と ツルありインゲン を混栽した記録を記事にします。参考にしてもらえると嬉しいです。

今回育てるトウモロコシと、ツルありインゲンはとても相性が良いです。
植付けたトウモロコシの間に、ツルありインゲンを蒔くと、トウモロコシを支柱代わりに絡みついて伸びます。また、マメ科のインゲンは根に根粒菌が共生しますので、空気中の窒素を固定して肥料に変え土壌を肥大にします。この土壌からの養分をトウモロコシが吸収するため、生育促進にもなります。

これだけではありません。トウモロコシ → アワノメイガ、インゲン → フキノメイガが害虫として付きますが混栽することで、どちらも被害も抑えられるのです。

この組み合わせは、アメリカの先住民の間で行われてきた栽培技術といわれています。

共生による効果

混植病気予防害虫忌避生育促進空間利用
トウモロコシ x ツルありインゲン

2024年3月

2024年3月23日 種まき

種は家庭菜園に丁度良い数量のダイソーで購入。各セルに1個づつ蒔きました。

ゴク甘コーンは9粒(2個で110円なので55円)
交配極甘ホワイトコーンは12粒(110円)

2024年3月31日 発芽

約1週間で発芽しました。

2024年4月

2024年4月6日 育苗ポットのフタに接触

トウモロコシは育つのが早いですね。あっという間に育苗ポットのフタまで届いてしまいました。このままだと可愛そうなので、この日からフタをしないで栽培することにしました。

ちなみに発芽率ですが・・・
ゴク甘コーンは9粒 → 6粒発芽 発芽率66.6% まあまあですかね。
交配極甘ホワイトコーンは12粒すべて発芽 素晴らしいです。

2024年4月13日 葉っぱが3枚

植付けは葉っぱ4枚以上が良いので、もう少しです。

2024年4月19日 植付け前日

苗をベランダで日光浴させていた時のことです。物干しざおに干していたタオルが風で落ちてしまい、苗に大ダメージ。リスク管理が甘いと反省しました。
洗濯物の下には苗を置かないようにしましょう。

ダメージを受けた苗を植付けた後、他の苗に見劣りしない成長を見せてくれました。

2024年4月20日 植付け熱刺激栽培 インゲンの種まき

トウモロコシは、40~50度の熱湯をかけることで以下の効能があると農業博士 木嶋利男先生が述べられています。

  • 葉や茎が大きく育つ
  • 収穫物が大幅に甘くなる
  • 病気に対する抵抗力が高まる
  • 環境に対する適応力が高まる

ただし、我が家には温度計はないので、お風呂の給湯器設定を50度にして使用しました。お湯を水筒に入れてから苗の根元めがけてかけます。葉っぱに熱湯がかかっても問題ないようです。

同じように給湯器を使う方は、使い終わったと元の温度設定に戻すことを忘れないようにしてください。次に使う人がやけどする危険性があります。

トウモロコシの苗は、畝の長手方向に30cm間隔、短手方向は50cmの間隔で植え付けます。

ここで、ダイソーで購入したツルありインゲンの種まきをおこないました。種は、30cm間隔に植えたトウモロコシの間に2粒づつ蒔いたところ、途中で足りなくなってしまったので後日蒔くことにしました。種を蒔いたところは、水やりしやすいように、もみ殻を軽くひいてあります。

2024年4月28日 2回目インゲン種まき

もみ殻を蒔いてある部分に、ツルありインゲンの種を蒔きましたが、発芽していませんでした。
種まきは、雨が降った2日後が、土の中の湿り気と、酸素の状態が最適になるようです。しかし、1回目の種まきは、土が完全に乾燥した状態でおこない、その後に水をたくさん与えたため、酸欠にさせてしまったのかもしれません。

この日は雨が降ってから、ピッタリ2日後だったので、4月20日に植えられなかった場所に、ツルありインゲンを2粒づつ直まきしました。種まき後、水は与えませんでした。

この日、家に帰ってから、直植えしたツルありインゲンが発芽しない可能性があると考え、育苗ポットで並行して栽培しておくことにしました。

2024年5月

2024年5月4日 土ほぐしと水やり

トウモロコシは順調に成長していますが、4月20日(1回目)に蒔いたつるありインゲンは、ほぼ発芽せんでした。

4月28日(2回目)に蒔いたものも、流石にまだのようです。土がカチカチだったので、全体的に熊手をつかって土をほぐしておきました。

2024年5月11日 米ぬかと鶏ふんを畝の周りにまいて土寄せ

4月28日(2回目)に蒔いたものは、ぼぼすべてが発芽していました。木嶋利男先生の述べられていた種まき基本。素晴らしいです。

この日は、米ぬかと鶏ふんを畝の周りにまいて土寄せをおこないました。

2024年5月18日 インゲンの植付け

4月28日から育苗ポットで栽培したインゲンが程よい大きさになりました。植付ける2時間ほど前に水に浸け、十分に吸わせてから植付けをおこないます。植付けは、トウモロコシの間のインゲンの数が2個になるように調整しました。

2024年5月25日 様子見

トウモロコシの背丈も1mほどとなり、インゲンもトウモロコシの茎に絡みついてきました。

おわりに

実は、トウモロコシを作るのは今回で3回目ですが、一度も収穫したことがありません。
なぜかと言うと、1回目は収穫寸前で、すべて盗まれてしまったためです。(取り口が綺麗で動物が荒らした形跡なかった) 2回目はトウモロコシとツルありインゲンを混在し、インゲンを植えるのが早すぎて、トウモロコシが貧弱なうちに巻つき、うまく育たなかったためです。

今回は3回目となるので、しっかり管理して、美味しいトウモロコシを子供たちに食べさせてあげたいものです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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