また今年も春が来ました。
夏に向けて元気な野菜を育てて、たくさん収穫するために栽培の計画を立てましょう。
毎年、この時期に栽培計画を考えるとウキウキしてくるよ
私も楽しくなれるように知識を身に付けないとね
育てたい野菜を決める
一番初めに考えることは育てたい野菜を決めることです。育てたい野菜を作ることが一番ですが、難易度は野菜によって異なります。初めて挑戦する方は育てやすい野菜からチャレンジすることで確実に収穫しやすくなります。例として作りやすさ一覧表を参照ください。
失敗しにくい野菜 |
インゲン、カボチャ、ラッカセイ、シソ、コマツナ、ネギ、チンゲンサイ、ルッコラ、サツマイモ、ジャガイモ、カブ、ラディッシュ、ゴボウ、ニラ、モロヘイヤ |
比較的育てやすい野菜 |
ピーマン、シシトウ、ミニトマト、トウモロコシ、ズッキーニ、オクラ、エダマメ、キャベツ、ブロッコリー、レタス、サトイモ、ダイコン、ニンジン、ショウガ、トウガン、シロウリ、ヤマイモ、コールラビー |
手間のかかる野菜 |
ナス、キュウリ、トマト、スイカ、タマネギ、セロリ |
輪作を考える
同じ場所で同じ野菜を作り続けると、障害が起こります。これを連作障害といいます。連作障害を防ぐためには、異なる種類の野菜を別の場所で栽培していく輪作が大切になります。
連作障害が起こる原因
土壌障害
土の中の微生物のバランスが崩れ、有害な微生物の密度が高くなり、根や地下の茎から野菜に侵入し病害を引き起こします。例えは、トマトでは『尻腐れ病』、ハクサイで『根こぶ病』が発症しやすくなります。
生理障害
野菜によって吸収する栄養が異なるため、土の中の栄養バランスが崩れ、成長が進まなくなります。
線虫害
土の中に線虫という害虫が発生し根を攻撃されることで、根腐れや生育不良を引き起こします。
輪作以外の対応策
- 土に堆肥や緑肥等を施し、土の中の微生物を育てる土づくり
- 病気に強い接木苗を利用
- 天地返しをおこなう(上の土と下の土を入れ替える)
植えるスペースを考える
当然のことですが、野菜は育つにつれて大きくなっていきます。成長により野菜と野菜の間隔が狭すぎると、日当たりが悪くなったり風通しが悪くなったりします。病気にかかることもあるので適切なスペースを確保しましょう。
次項の植える順番を考えるで『栽培カレンダー(春→夏)』で野菜を植える際の間隔を記載していますので参考にしてください。
植える順番を考える
種まき、植付け時期
種まきは、気温がとても大事になります。時期がずれると発芽しなかったり、生育が悪くなるので注意が必要です。購入した種のパッケージに記載された、種まきの時期や発芽適温を守りましょう。
植付けも種まき同様に時期が大事です。栽培カレンダーを参考にして植付け時期を守りましょう。
栽培カレンダー(春→夏)
土づくりの日数も考慮して計画する
種まき、植付けを行う前に畑の土づくりをしなければなりません。少なくても種まき、植付けの2週間前に土づくりを始めることも計画に取り入れしょう。
なんで2週間前から土づくりをする必要があるの?
多くの野菜は、中性、アルカリ性の土を好むので石灰を施して酸性土壌を中和してから肥料を施してなじませる為なんだ。
土の酸度も考えなくっちゃいけないのね。
まとめ
下記の順番に沿って栽培計画を立てましょう。
- 育てる野菜を決める
- 植える場所を決める・・・連作障害に注意して場所を決めましょう
- 植えるスペースを決める・・・野菜の大きさ、日当たり、植える数を考慮したスペースを確保しましょう。
- 時期を決める・・・種まき、植付けの少なくても2週間前から作業を開始する計画にしましょう。
正しい栽培計画をたて実行することで、野菜を元気に育てやすくなり収穫量も上がるはずです。
皆様の栽培ライフに少しでも参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。
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