はじめに
本日は、タマネギに石灰を散布することで病気予防する方法を紹介します。
関連記事として『フカフカ土になる!正しい石灰のまき方』も参考にしてもらえると嬉しいです。
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石灰散布による効果
効果には直接的な影響と、間接的な影響があります。
タマネギが発症しやすい病気は、おもにベト病やサビ病で石灰は効果的です。
直接的な影響
石灰はアルカリ性なので、病原菌である糸状菌(カビの一種)の繁殖を抑えることができます。
間接的な影響
石灰には5大栄養素の一つ、カルシウムが含まれていて葉や根から吸収することで細胞壁を強化することができます。これにより以下のような効果があります。
- 細菌やウイルスの病気にかかりずらくなる
- 腐りにくくなるため長期貯蔵しやすくなる
- 甘みが増す/味が良くなる
散布する石灰の種類
石灰は、おもに3種類あります。アルカリ度が高い順に記載します。
- 消石灰
- 苦土石灰
- 有機石灰
消石灰はアルカリ度が高いため、直接散布すると悪影響が出る可能性があります。よって散布するには、アルカリ度が低い有機石灰がオススメです。有機石灰は、カルシウム以外にミネラル分も豊富に含んでいるのが特徴です。
時期
石灰散布をおこなう時期は、暖かくなった3月中旬から2週間に1回、収穫までおこないます。
ベト病やサビ病が発症したときは、1週間に1回おこなうことで進行を遅らせることができます。
病気の発生時期
病名 | 時期 |
---|---|
ベト病 | 出始め → 3月中旬 ピーク → 4月下旬~5月 |
サビ病 | 出始め → 4月中旬 ピーク → 5月下旬~6月 |
散布方法
有機石灰や苦土石灰の散布は上からサラサラと直接振りかけます。マルチを張っている場合でも、雨が降れば茎のほうに流れていくので大丈夫です。葉に水が付いている状態で石灰散布をおこなうと、葉に付着するので、より効果的です。
消石灰は、先に記載したように直接散布は悪影響が出る可能性があるため、消石灰を水で100倍に薄めて、上澄み液を掛ける方法もあります。
最後に
この記事で紹介した方法は、ニンニクにも活用できます。ぜひ試してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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