カブ x サニーレタス 混植

コンパニオンプランツ

はじめに

カブとサニーレタスの混植には、害虫を遠ざける効果があることをご存じですか?モンシロチョウやコナガ、アブラムシなどの害虫被害を軽減しながら、おいしい野菜を育てられる魅力的な組み合わせです。本記事では、初心者でもわかりやすい栽培方法やコツをご紹介します。さっそく挑戦して、収穫の喜びを味わいましょう!

こんな方に読んでもらいたい
  • コンパニオンプランツに興味がある方
  • 有機栽培に興味がある方
  • 混植することでの効能を知りたい方
  • 混植する方法を知りたい方

効能

カブとサニーレタスの混植は、害虫忌避に効果があります。

害虫忌避

カブはモンシロチョウやコナガの幼虫に狙われやすいですが、サニーレタスを近くに植えると、成虫が飛来しにくくなります。

一方、サニーレタスにつくアブラムシはカブの臭いを嫌うため、サニーレタスに被害を与えにくくなります。さらに、害虫はサニーレタスの赤色を嫌う性質もあるため、害虫対策に効果的です。

栽培方法

栽培方法について解説します。

栽培カレンダー

温暖地の栽培カレンダーになります。

品種:四季まき小かぶ
メーカー:サカタのため
選んだ理由:
真夏と真冬を除いていつでもまけることや、生育期間が短いため害虫の食害を受けづらいため。初心者にも作りやすい。

品種:サニーレタス
メーカー:トーホク育成
選んだ理由:
寒さに強く栽培期間が長い品種なので、カブの成長に合わせやすい。

品種

カブ 初心者には小カブがおすすめです。小カブは生育期間が短く、害虫被害に遭いにくいのが特徴です。一方で、大カブは生育期間が長いため、管理が難しくなります。

サニーレタス カブと一緒に育てる場合、カブよりも生育期間が長い品種を選ぶと収穫時期を調整しやすくなります。

土づくり

種まきや植え付けの3週間前から、以下の材料を混ぜて土を準備しましょう。

  • 完熟たい肥: 1.5kg/m²
  • 米ぬか・発酵鶏ふん: 各150g/m²
  • 有機石灰: 150g/m²

これらをしっかり土に混ぜ込むことで、野菜が元気に育つ土壌を作ることができます。

種まき・植付け

サニーレタス サニーレタスは発芽しにくいため、苗を購入するか、自分で育苗するのがポイントです。

自分で苗を作る場合、以下の手順を試してみましょう:

  1. 種を一晩水に浸ける。
  2. その後、2〜3日冷蔵庫に入れて発芽を促す。

※この作業は夏蒔きのときに必要で、春蒔きでは省略可能です。

カブ カブは1cm間隔でスジ蒔きします。

植え付けの工夫 サニーレタスとカブの植え付けは同時期に行います。
カブは害虫を特に受けやすい野菜なので、先に苗づくりしたサニーレタスを植え付けて、モンシロチョウやコナガの飛来を防ぎましょう。サニーレタスをカブを3列ごとに1列配置することで、その効果を発揮します。ナガの飛来を防ぎましょう。サニーレタスは、カブを3列ごとに1列あることで効果があります。

追肥

必要ありません。

収穫

サニーレタス サニーレタスは、丸ごと収穫しても良いですが、下の葉から食べる分だけ収穫したほうが栽培期間が伸ばせるので、カブを長く守ることができます。

カブ 小カブは種まき後、40~60日で収穫時期に達します。太ったものから順に収穫しますが、大きくても10cm以下のほうが繊維が固くならないのでおいしくいただけます。

終わりに

応用として、サニーレタスをシュンギクに変えたり、カブを同じアブラナ科のチンゲンサイやコマツナ、ミズナに変えて混植してもよいでしょう。これにより、さまざまな野菜の収穫を楽しむことができます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

少しでも参考になってもらえると嬉しいです。

参考文献

有機・無農薬のおいしい野菜づくり
筆者が有機栽培をする きっかけになった本です。各野菜の栽培方法から始まり、有機栽培の基礎として土づくりの方法・たい肥やぼかし肥料の作り方・コンパニオンプランツなども掲載。思わず何度も読み返してしまう一冊です。

コンパニオンプランツの野菜づくり
沢山の植え合わせが記載されている「コンパニオンプランツ」の決定版です。木嶋利男先生の解説がわかりやすく、マネしたくなる技術が詰まっています。
基礎的なことはあまり記載されていないので、野菜づくりの応用編という感じです。何回読み返したかわかりません。オススメです。




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